アミノ酸、どこか似ている政党の合従連衡 衆議院選挙に寄せて
Posted on | 12月 6, 2012 | No Comments
人間は20種類のアミノ酸でできている。アミノ酸にはそれぞれ性質や特長があり、それらが様々な組み合わせで重合し、ペプチドを形成したり、さらにペプチドより大きなタンパク質になる。
免疫美容で使用するアミノ酸複合体も一つのペプチドで、皮膚の免疫を健康に保つはたらきがある。
ペプチドやタンパク質は、さらに重合してまた別の資質のタンパク質になる。このアミノ酸の重合は、政党の合従連衡(がっしょうれんこう)に置き換えると分かりやすい。
いま、衆議院議員の選挙戦が真っ盛りだ。今回の選挙は12もの政党が1500人を超す立候補者を擁立し、これまでとは違った選挙戦になっている。告示前には16の政党があり、合従連衡した結果、12の政党になった。
これをアミノ酸にたとえるなら、国会議員一人ひとりが一つのアミノ酸で、大きな政党はタンパク質になる。小さな10人以下の政党はペプチドだ。
安部酸率いる自民タンパク、野田酸の民主タンパク。公明タンパクは山口酸が率いる。共産、みんなの党、社民、国民新党などはペプチドだ。
河村酸の日本減税ペプチドは、石原酸のたちあがれ日本ペプチドにラブコールを送ったが、維新ペプチドに嫌われて石原酸から袖にされてしまった。そのたちあがれ日本は維新と重合して、維新タンパクに。石原酸はその代表におさまった。
たちあがれ日本ペプチドから振られた減税日本ペプチドの河村酸、今度は亀井酸、山田酸、みどりペプチドらととともに、小沢酸の国民の生活タンパクと重合。さらに、衆議院解散後にできた嘉田酸の未来ペプチドと再重合し、未来タンパクを構成することに、、、。といった具合だ。
あっちにくっつき、こっちにくっつき、くっつきかけた相手と手を切ったりと、解散から選挙の告示までの短期間にわたただしい。
政治の世界も構成されるアミノ酸によって、それぞれ特長ある党(タンパク質、ペプチド)になる。さしずめ、ミネラルやビタミン、脂質などなど主なものが政策ということだろう。
来る12月16日が投票日。国民酸はミネラルやビタミンなどの政策をみて投票先を決めることになる。
政治の合従連衡、投票で終わりかというと、そうではない。選挙後の連立も予想され、大連立、いってみればスーパータンパク質の誕生も取りざたされている。まさに、政治の世界は、アミノ酸、ペプチド、タンパク質の重合と類似している。
要は、政治もアミノ酸も組み合わせが大切で、組み合わせの妙によって意外な効果を発揮する。免疫美容のペプチドも組み合わせの妙の結果ともいえる。今般の政治の世界でも組み合わせの妙によって思わぬ力を発揮する政治が実現するかもしれない。そう期待したい。
【小山秀男氏のホームページ】
http://www.koyama-lab.com/
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