ビームズの成長を明かす 坂之上勇次代表
Posted on | 5月 15, 2019 | No Comments
ホットペッパービューティーアカデミー特別セミナー開く
ホットペッパービューティーアカデミーは、「仲間の成長を大切にする会社」を掲げ、成長を続けているBee-ms(ビームズ)の坂之上勇次代表を講師に迎え、2019年5月14日特別セミナーを開催した。
Bee-msの経営理念は、「美容を通じて、人々の美的生活を豊かにしていく」こと。
岐阜・愛知を中心に美容室のほかネイルサロン、アイビューティサロン、リラクゼーション、エステサロンなど多角的に美容系サロンなど、現在47店舗を経営している。
この日のセミナーのテーマは「現場を動かす『店長力』」だったが、Bee-msが経営するサロンには店長は置かずに、各店のスタッフが役割を分担して店を運営している。そのスタッフの9割以上は女性という。
店長を置いた時期(2014年)もあったが、店長に経営を一任したところ「めちゃくちゃな状態になってしまった」という経緯から店長に辞めてもらった。その結果、多くの女性スタッフが残ったという。
出店展開は、美容関連サロンのドミナント方式。この方式だと集客に効果的という。だからBee-msには多くのブランドが存在する。
初期の投資費用は極力抑え、早期に利益を出すことで、さらに店舗を増やすという方式をとっている。理美容業界では人手不足が深刻化しているが、坂之上代表はスクールを運営することで優秀な人材を確保できるとしている。まさに多角経営といえる。
現在270名ほどのスタッフが在籍しているが平均年齢は27歳と若い。しかも給料は40万円を超えている。完全週休二日制は2006年に導入。これなら待遇面で辞めてしまう人は少ない。
事業を拡大するには、投資を抑えた店舗展開と、スタッフへの待遇なのがわかる。「美容を通じて、人々の美的生活を豊かにしていく」ことはまず、スタッフの美的生活を豊かにしていくことが大切だ。
まだ若い会社だが、多くのブランドを展開しているので、おそらくスタッフが高齢になっても働き続けることができる会社に成長することだろう。
自称「IQ37の正真正銘のバカ」と謙遜する坂之上代表、同代表の美容業界への評価は「頭が硬い人が多い」。そして「固定概念を捨て、マインドシフトする」ことが大切と訴えた。
ホットペッパービューティーアカデミーの特別セミナーで講演する坂之上勇次Bee-ms代表(会場は、東京駅隣接のグラントウキョウサウスタワー・スカイルーム)
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