理美容など生衛業の平成24年度予算要求 25億円余に
Posted on | 10月 26, 2011 | No Comments
理容美容などの生活衛生業関連の平成24年度予算要求内容が明らかにされた。厚生労働省健康局生活衛生課が9月末に財務省に提出したもので、要求額は25億03百万円で、前年度より2億14百万円、8.5%の増額だった。国会での承認を待って、年末に予算額が確定する。
25億03百万円の内訳は、生活衛生営業対策が9億32百万円、日本政策金融公庫補給金 が1,538百万円、 建築物等環境衛生対策 9百万円 。
生活衛生営業対策の中には、連合会・組合への直接補助が2億07百万円、震災復興支援費用(新規)として1億35百万円が含まれている。
これとは別に、日本政策金融公庫融資(生活衛生資金貸付)への貸付額として 1,200億円を要求している。 生活衛生資金貸付は貸付枠を満たしていないことから、ここ数年減額されてきたが、平成24年度の要求額は前年と同額。
【生活衛生業関連の平成24年度予算要求の詳細】
Ⅰ 生活衛生営業対策 932百万円 [724百万円]
地域に密着しつつ零細で、後継者確保難・大型チェーン店の進出など種々の衛生課題に直面する生活衛生関係営業者の活性化を図るため、全国生活衛生営業指導センターのシンクタンク機能の強化を図るとともに、組合・連合会の先駆的取組を支援する。
また、平成23年東日本大震災により被災した営業者の営業再開を支援し、被災営業者による被災地復興を進める。
○生活衛生関係営業対策事業費補助金 797百万円 [24百万円]
全国生活衛生営業指導センターのシンクタンク機能の強化等を図るとともに、各生活衛生関係営業の組合及び連合会の行う衛生対策、振興事業の支援を強化する。
<全国生活衛生営業指導センター事業> 135百万円[101百万円]
・シンクタンク機能の強化
<都道府県生活衛生営業指導センター事業> 455百万円[ 436百万円]
・後継者育成支援や効果的な相談・指導等の推進
<連合会、組合への直接補助> 207百万円[188百万円]
・衛生対策・振興事業の支援を強化
○被災した生活衛生関係営業者への支援(新規)【復旧・復興枠】135百万円 [ 0百万円]
店舗等の再建が困難な被災した生活衛生関係営業者の復興を支援するために、仮設クリーニング工場の設置など支援することにより、営業者の自立を支援する。
Ⅱ 株式会社日本政策金融公庫補給金 1,538百万円 [1,532百万円]
株式会社日本政策金融公庫の生活衛生資金貸付業務に係る補給金
(生活衛生関係Ⅰ+Ⅱ 計 2,470百万円[2,256百万円])
Ⅲ 建築物等環境衛生対策 9百万円 [ 9百万円]
日本政策金融公庫融資(生活衛生資金貸付)
1 . 貸付計画額 1,200億円 〔 1,200億円〕
2.貸付制度の改善
(1)振興計画に基づき営業を行う者に対する貸付条件の拡充
(2)振興計画に基づき営業を行う者に対する特別利率適用施設設備の拡充
・自家用発電設備等省エネ設備品目の追加
(3)保全別金利導入の円滑実施に資する生活衛生経営改善貸付の条件緩和
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