「エンディングカット」もある
Posted on | 10月 23, 2024 | No Comments
2008年に公開された映画「おくりびと」で、「納棺師」という仕事とともに「エンゼルメイク」が注目されたが、ご遺体の髪をカットする「エンディングカット」もある。
「エンゼルメイク」は女性が故人の場合の死化粧で、男性の場合は髭を剃る。男性の髭は死後も伸びるため、昭和の時代は懇意にしていた理容師が出向いて剃ることが多かったが、いまは「納棺師」の仕事の一つになっているという。
「エンディングカット」は、生前しきりに髪をカットしたいと言っていた故人(女性)がその希望を果たせずに亡くなった場合にご遺族が最後に希望を叶えて送り出したい、という意向から行われる。レアなケースだが、これはさすがに「納棺師」には難しく、理美容師に声がかかる。
そんな「エンディングカット」のサービスを「テレビ静岡」が2024年10月放映した。
「エンディングカット」できれいになって旅立ち 生前と同じ美しさ・凛々しさで遺族も笑顔に
「エンディングカットにかける想い」などと題して、静岡市清水区のヘアサロンに勤める、美容師の山下夕子さんを紹介。山下さんは「納棺美師」とも称している。
なお、「納棺士」には民間資格(納棺士技能協会主催「納棺認定試験」」があり、この資格を取得する理美容師もいる。
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