『まつ毛美容師』は却下
Posted on | 5月 21, 2017 | No Comments
規制改革ホットラインの厚生労働省回答
規制改革会議は2017年5月16日、の第17回規制改革推進会議で、4月14日会議で示された規制改革ホットラインに寄せられた「美容師法の改正による『まつ毛美容師』資格の新設」の要望に関する厚生労働省の回答を発表した。
結論は「対応不能」。
この要望は個人から出されたもので、「一定期間まつ毛エクステンションだけを専門的に美容学校で習えば『まつ毛美容師』の受験資格を有することが出来、試験に合格した人がまつ毛美容師になれるという資格制度を新設すれば、消費者トラブルは根本的に減らせる。同時に、現在よりも短期間で資格を得ることができれば、社会人による資格取得や美容学校入学も出てくることが期待出来る。これは人不足の問題を抱える美容業界の解決策にもなり「女性の活躍」「働き方の多様化」にも貢献する。」という内容。
厚生労働の回答は、「業務内容ごとに細分化し、それぞれの業務を資格として取得させることは、公衆衛生上適切な規制とは考えていません。」というもの。
なお、まつ毛エクステ専門メーカーの松風社が要望していた「まつ毛エクステンション用グルーの品質表示新基準策定」については、5月16日の時点では回答がなかった。これは、担当する所轄官庁が消費者庁と厚生労働省の2官庁のため遅れているものと思われる。
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