染毛事故を防ぐため、日本ヘアカラー工業会が表示を改正
Posted on | 9月 15, 2016 | No Comments
日本ヘアカラー工業会は、昨年10月消費者安全調査委員会(事故調)がまとめた「毛染めによる皮膚障害」の報告書を受け、より安全に毛染めをするために、商品の外箱、説明書面を改めることにし、2016年8月31日付けで、全理連、全美連、全美商連、NBBAなど関係10団体に文書を送付した。
事故調の報告を受け、同工業会は厚生労働省と協議を重ね7月12日に「使用上の注意」「外箱に表示する注意」に関する自主基準を改定したもの。
具体的には
・顧客へのパッチテストの必要性の告知
・過去にかぶれたことのある人への使用は絶対に避ける
・かぶれを繰り返すと重篤化する恐れがある
の3点を表記する、ことにした。
2年後の7月末までを移行期間とし、それ以降は全商品に表記される。
事故調からの指摘については、事故の再発防止の観点から関係業界が改善努力をする必要があり、同工業会として、より正確な情報提供をした。これを受けて実際に施術する理美容師が、よりいっそう事故防止に努めることが求められる。
なお、理美容関係の事故では、ヘアカラーによるものと、まつ毛エクステンションによるものが多い(病院経由の報告件数)。
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タグ: 事故調, 日本ヘアカラー工業会, 染毛事故