ヘアカラー事故が財物賠償の61%を占める
Posted on | 6月 28, 2020 | No Comments
「美容所賠償責任補償制度」事故分析
美容室の事故はヘアカラーによるものが圧倒的に多い。全美連が発表した「美容所賠償責任補償制度」事故分析(対象期間は、2018年9月1日~2019年8月31日)による。ヘアカラー事故は、身体賠償事故では48件(事故件数に占める割合32%)、財物賠償事故では151件(同61%)あった。
身体賠償事故件数は全体で150件、補償金額は1188万円。1件あたりの賠償金額は79千円になる。財物賠償事故件数は全体で396件、補償金額は1911万円で、1件あたりの賠償金額は48千円。
前年に比べると、身体、財物とも事故件数、補償金額、1件あたりの賠償金額いづれも減っている。
身体賠償事故で1件あたりの賠償金額で多額なのは「断毛・脱毛」の242千円、次いで「施設の欠陥による傷害」の166千円で、他は10万円未満だった。財物賠償事故では「車輌・自転車の破損」で111千円だった。
ヘアカラーの1件あたりの賠償金額は、身体50千円、財物21千円だった。
タグ: 全美連, 美容事故, 美容所賠償責任補償制度