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理美容の重複資格 修学1年で試験は実技と技術理論に

Posted on | 11月 16, 2016 | No Comments

第4回理容師・美容師の養成のあり方に関する検討会
厚生労働省の第4回理容師・美容師の養成のあり方に関する検討会が2016年11月15日開かれ、これまでの検討をふまえ論点整理を行なった。理容師または美容師の免許保持者が他方の資格を取得するための修学年数は、昼夜間課程は1年、通信課程は1年半になる。試験は実技試験と技術理論のみ行われる。

第4回理容師・美容師の養成のあり方に関する検討会(会場は、芝公園の労働委員会会館の会議室)

第4回理容師・美容師の養成のあり方に関する検討会(会場は、芝公園の労働委員会会館の会議室)

この検討会は、理容師・美容師が他方の資格を重複して取得しやすくするための方策を検討するために設置されたもので、まず教科科目について、関係法規・制度、衛生管理、保健、香粧品科学(物理・化学)、文化論、運営管理の6科目を共通化する。共通化することによって、資格を重複取得する際に履修の必要がなくなる。

6教科の一部に含まれていた理容、美容に関する個別の内容については、おおむね技術理論に盛り込む。
教科の見直しにともない履修時間が、保健90時間(従来120時間)、香粧品科学60時間(同90時間、旧物理化学)、文化論60時間(同90時間)、運営管理30時間(同60時間)に削減される一方、理容・美容技術理論が150時間(同120時間)になる。また実習時間も900時間(同810時間)に増える。関係法規・制度(30時間)、衛生管理(90時間)は従来通り。

重複資格の取得を目指す人は、技術理論120時間、実習690時間、選択科目210時間、計1020時間を履修すれば国家試験を受験できる。修学年数は、昼夜間課程は1年、通信課程は1年半。国家試験は、当初実技試験のみとする案が浮上していたが、検討会で大森利夫全理連理事長や業界側委員の発言で、技術理論の学科試験が行われることになった。

また検討会は、理容師美容師の資質向上も目指しており、これまで国家試験科目から除外されていた文化論、運営管理についても試験科目に加えることにした。さらに、今回重複資格の学科試験がが技術理論のみになることから、合否判定の基準については別途国家試験委員らと検討するこになった。

このほか、事故件数が多い、毛染め、まつ毛エクステンションについては、必修として履修内を充実させることにした。

厚労省は、次回検討会で報告書をまとめ、来春の国会に改正法案を提出する。

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タグ: 厚生労働省, 理美容重複資格, 規制緩和

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