オーガニック化粧品で多いアレルギー反応
Posted on | 9月 9, 2015 | No Comments
第9回エステティック学術会議で関東裕美講師
日本エステティック研究財団は2015年9月7日、東京ビッグサイト会議棟で「第9回エステティック学術会議」開催した。今回のテーマは「未来につなぐエステティック3E構想」。実行は、日本エステティック協会。
日野講師は業界の現状、真のスペシャリストの育成などを語り、エステティックの将来像として高齢化社会に対応したジェロントロジービューティを示し、売上至上主義の現状から、癒しとおもてなしのエステティックの原点に戻ることの重要性を説いた。
芝山みよか記念教育講演は、関東裕美日本エステティック研究財団理事長(医学博士)が「あってはならないエステティックの健康被害」のテーマで行われ、関東講師は皮膚科医の立場から健康被害状況の現状などを報告した。
関東講師は、オーガニック化粧品の危険性と脱毛施術の被害状況や機器の検証などを語った。オーガニック化粧品ではナッツ系のオイル配合製品でアレルギー反応が起きている現状について、同一成分を皮膚に塗りかつ摂取することで被害がでる恐れがあることや、海外化粧品による香料アレルギー(香料の配合量の基準が日本と違うことによる)などについて被害の現状とその対策などを語った。
また脱毛機器については、エステティック業界では美容ライト脱毛を推奨しているが、自主基準で認可された機器は、皮膚障害を誘発しないことを検証したと発表。また通常、脱毛施術をすると皮膚水分量が減り皮膚にダメージを与えるが認定機器を使用した場合、水分が増えることも確認し、皮膚の健康にも効果のあることなどが報告された。
このあと特別講演として「エステティックとコンプライアンス」と題し、髙田朋子厚生労働省健康局生活衛生課課長補佐が、エステティック業に係わる近隣業の業法、また営業に関する法律などについて現状を説明。
後半はパネルディスカッションで、久米健市日本エステティック協会理事長をファシリテーター、関東裕美日本エステティック研究財団理事長をアドバイザーに、エステティックの第一線で活躍するスペシャリストをパネラーに迎え行われた。
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