理美容サービスの物価指数 3年8ヶ月ぶりに100を超える
Posted on | 6月 2, 2014 | No Comments
理美容サービスの消費者物価指数が3年8ヶ月ぶりに100の指数を超え、101.8になった。消費税値上げにともなう料金の上昇による。
総務省は2014年5月30日、4月の消費者物価指数、家計調査など一連の統計調査を発表。
消費者物価・総合指数(生鮮食料品を除く)は103.0と前月比2.2ポイント上昇した。理美容サービス(中分類)は前月比2.3ポイントの上昇だった。前年同月比では、総合指数(同)が3.2ポイント、理美容サービスは2.2ポイント上昇した。
理美容サービスが100を超えたのは、平成23年2月に100.0になったことはあるが、平成22年8月の100.1以来のこと。今回、100を超えたのは増税によるもので、同日発表された家計調査(二人以上の世帯)では、前年同月比でパーマが▼5.6ポイント、ヘアカットが▼11.2ポイントと落ち込んだ。理美容サービスは景気が回復するまでには至っていないようだ。
なお、パーマの落ち込みは増税前の駆け込み需要の反動もある。
【消費者物価指数(理美容)/4月】
<2014年5月30日発表>
分類/指数/前年比
総合/103.0/3.2
理美容/101.8/2.2
*前年比は前縁同月比
*理美容は、パーマ、ヘアカット、理容などを含む中分類データ。総合は生鮮食料品を除いた消費者物価。基準年は平成22年。
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【家計調査/4月】
<2014年5月30日発表>
品目/前年比
理容/1.4
パーマ/▼5.6
カット/▼11.2
美容総合/9.5
*前年比は前年同月比
*家計調査は「二人以上の世帯」の支払金額を元に算出
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