ヘアサロン照明の基本
Posted on | 2月 1, 2013 | No Comments
7.売上をあげる美容室店舗照明設備の基礎知識(全4回)その1
この章では、照明の使い方の工夫で売り上げをあげるための、照明設備の基礎知識をお伝えします。内装素材はごく一般的で、安価な素材を使用する場合でも、照明の使い方を工夫するだけでも、他店との違う雰囲気を演出し、集客効果をあげることができます。
7-1. ヘアサロン照明の基本
次の3つを考慮することがヘアサロン照明デザインの基本です。
①カットやカラーなど美容師の作業する環境としてふさわしいこと
②鏡に映る顧客の顔がきれいに見えること
③店舗の雰囲気
一般的には、美容師の作業環境を考慮した、昼白色の蛍光灯を多用した照明で明るくするケースが多いです。
ですが、鏡に映るお客さまの顔色がよくなることや、サロンの雰囲気の演出もかねて、白熱灯で照明デザインするサロンもあります。
7-2. 髪の色の見え方
カラーリングのときに、色が忠実にみえないと、お客さまの求める色と変わってしまう恐れがあります。そのため、できるだけ自然な感じにみせるために、自然光の導入が理想的です。むずかしければ、白色に電球色を加えた混色照明が効果的です。
7-3.明るさのメリットとデメリット
比較的「明るめ」の美容室が多いのは、カットの作業効率や、カラーリングの色で失敗しないようにという、作業環境重視の選択で照明デザインされているサロンが多いためです。ですが、明るすぎる空間は、お客さまの目を疲れさせることにもなります。パーマをかけるときなど、長時間店内で過ごすお客さまにとってストレスの原因となる「明るすぎる照明」は避けた方が、顧客滞在時間を延ばし顧客単価をあげるための、時流に乗ったサロンデザインに仕上がるコツです。
次回は、「サロン照明設備の基礎知識」その2です。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「初めての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中)。
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