柿崎暁 NEA日本まつ毛エクステ協会 理事長が ワンバイワン など説明
Posted on | 3月 17, 2012 | No Comments
厚生労働省は2012年3月16日、東京・新橋の生衛会館で衛生問題検討会を開き、まつ毛エクステンションについて、参考人からヒアリングを行った。
まつ毛エクステンション関係者からのヒアリングは今回が3回目。柿崎暁NEA日本まつ毛エクステ協会理事長が出席して、まつ毛エクステンションの技術、衛生管理などについて説明した。
検討会で、まつ毛エクステンションの技術の具体的な話は初めてで、「ワンバイワン」などの高度なテクニックや消毒方法、衛生管理について、参考人が詳細な説明を行った。
美容業界側からは、美容学校のテキストを編纂している山崎裕俊日本理容美容教育センター・美容技術理論小委員会委員長が参考人として出席し、美容学校では2000時間の授業時間があり、美容の基礎を学んだ後に専門的な技術を十分に指導できると説明した。
前回の検討会に出席したまつ毛エクステ業界の参考人は、「美容師資格者であることを前提にまつ毛エクステションを行う」と語ったが、今回は前々回の代表者と同様、美容師資格とは別にまつ毛エクステンションに限定した資格、認可制度の必要性を訴え、検討会宛にその旨の要望書を提出した。
その理由は、まつ毛エクステンション技術は高度に専門化され、美容師の範疇を超えており、消費者の安全を守るためにも別の専門資格が必要というもの。
構成員から「独自の資格制度を創るには10年は必要」との意見に対し、柿崎参考人は「美容は日々進化しているので、国家資格ができたときには別の内容になっている」と反論。
また、まつ毛エクステ業界の各団体が独自に行っている資格認定試験制度に関しては、構成員から「任意の資格ではエステティックなどと同様」とし、その信頼性に疑問を呈していた。
構成員は医師出身者が多く、医師免許と同様に、美容師免許を取得したあと、それぞれ専門分野を極める仕組みを提案する発言もあった。
衛生問題検討会では、さらに参考人からのヒアリングを行うことにしている。
衛生問題検討会:正式名称は「平成23年度第6回生活衛生関係営業等衛生問題検討会」
タグ: まつ毛エクステション, 厚生労働省健康局生活衛生課