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ホームカラーで美容業の景気は悪化 | 地域別 業況判断理由

Posted on | 8月 8, 2010 | No Comments

日本政策金融公庫が2010年8月6日発表した「生活衛生関係営業の景気動向調査」2010年第1四半期(4月~6月)によると、美容業はホームカラーの浸透により、ヘアカラー客が減少したため客単価が下がり、業況は悪化しているとの業況判断が寄せられた。同調査・特徴的な業況判断理由(地域別)による。

特徴的な業況判断理由(地域別)
【今期】
・不変
来店スパンの長期化を料金値下げでカバー
景気の低迷により来客スパンが長くなっており、3ヵ月に一度位のお客さまが多くなってきている。また、若年層のパーマ離れの影響もあり、経営は非常に苦しい状況にある。対応策として、若年層に人気のあるヘアカラーの料金を安くするなどして集客に努めている。(埼玉県)

・悪化
ホームカラーの浸透が影響
自宅で染める染料等の浸透や、カットのみで来店するお客さまが増えており、カラーリング比率の低下が顕著である。(宮崎県)

【来期見通し】
・好転
低料金メニューを売り込む
暖かくなってくるとカット客が増加する。カット客に対して低料金で提供できるメニューの売り込みを行っていく。今後は店販キャンペーンでクールシャンプーをメインにしたい。(岩手県)

・不変
来店サイクルが延びて期待できない
キャンペーン提示をしても以前のようにお客様は飛びつかない傾向にある。また、これから気温が上がり夏場に向けてカット客が増えると思うが、来店サイクルが長くなっているので過大な期待はできない。(青森県)

・悪化
ヘアカラーが減り客単価が下がる
従来のカラーリングが自宅でのホームカラーに移行しており、客単価が減少している。携帯電話への情報提供などで顧客の繋ぎ止めに努めているが、消費が低迷している中では厳しいものがある。(愛知県)

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タグ: 日本政策金融公庫, 景気動向, 業況判断理由

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