「これからのアイビューティ」をテーマにパネルディスカッション
Posted on | 5月 21, 2015 | No Comments
BA東京の美容サミット
BA東京(東京都美容組合)の美容サミットが2015年5月20日開催され、「アイラッシュ&メイクの未来」をテーマに、まつ毛エクステンションの課題や未来について、講演、パネルディスカッションが行われた。
法的根拠については、美容師法の第二条(定義)で、美容師は「化粧等」を行う、とあることから、「等」に含まれると解釈。また、首から上の施術は美容師の業務とする、これまでの厚生労働省の解釈を説明した。
まつ毛エクステンションは、課長通知で美容師の業務とされたが、議会などの民意を得ていない通知に関しては、現在規制改革会議でもテーマになっており、これを踏まえての話といえる。
また、サービス産業チャレンジプログラムについては、現在美容師の生産性が他のサービス産業に比べて低いことから、比較的高料金がとれるまつ毛エクステンションを美容業界が積極的に行うことで、美容師の生産性向上に寄与することを期待したもの。
このあとのパネルディスカッションでは、「これからのアイビューティ」をテーマに、村橋哲矢BA東京専務理事をコーディネーターに、アイラッシュ業界の教育機関、団体、アイラッシュ・サロン経営者、メーカーらの代表をパネラーにそろぞれの立場から、アイラッシュの現状、グルーの安全性、人材育成などについて語り合った。
この中で、美容師のアイラッシュ志向が低調であることや、「100本、3980円」などの安売りサロンがあり、価格競争の傾向がすでに出ていることなどが問題点として指摘された。
パネラーらは、アイラッシュの技術・知識は当たり前で、さらにカウンセリングを重視し、個人のニーズに対応したサービスを提供することが、高付加価値のアイラッシュにつながる、などと語った。
パネラーの一人は、アイラッシュをする美容師が低調なのを踏まえ、「ヘアカラーでも事故が起きるように、アイラッシュも事故が起きる可能性は否定出来ない」とし、美容師の積極的な参加を呼びかけていたが、これは違う。
ヘアカラーやパーマによる事故は頭部の皮膚炎、カブレだが、アイラッシュによる事故は眼になる。角膜糜爛や角膜炎などが想定され、顧客が受ける損傷は大きい。やはり慎重にならざるを得ない。
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