自然素材・新建材、どちらを選ぶか
Posted on | 7月 2, 2012 | No Comments
5.美容室店舗内装材選びの基礎知識(全4回)その2「自然素材か新建材か、どちらが自分にむいているかを見極める」
内装材は、自然素材と新建材に大きく分けられます。無垢のフローリングや、珪藻土の壁素材に代表されるのが自然素材の内装材。新建材とは、ビニールクロスや複合フローリングなどです。
ある時期まで、お手入れも楽でコストダウンも図れることから、住宅から店舗まで、新建材の利用が一般的でした。しかし最近、自然素材も見直され、素材の持つあたたかみや質感を魅力に感じられる美容室オーナー様も増えてきました。
ですが、自然素材と新建材とでは、雰囲気の違いだけでなく、メンテナンス性も違います。また自然素材は、キズ、ゆがみ、ひずみやヒビも生じやすいのが特徴です。たとえば、経年劣化で無垢材にヒビが少し入った、無垢材が少し反ったというのは普通です。
工事で不良素材を使われたわけではありません。住宅や店舗で新建材が当たり前に使われていますので、“経年劣化”を味わい深いものとして受け入れられるかどうかを体感しにくい環境にある方も多いようです。
自然素材に興味のあられる方は、内装素材の方向性を決めるときに、「経年劣化が味を深めるものとして受け入れられるかどうか」ご自身にもよく問い直して確かめてください。
次回は、「内装材選びの基礎知識」その3です。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「初めての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中)。
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