理美容ニュース

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レトロ・イノベーションのすすめ

Posted on | 7月 11, 2011 | No Comments

小山秀男の日々雑感東日本大震災の直後、低迷した日本経済は一旦は盛り返したものの、ここにきて小麦などの食料品や原材料の値上がりし、経済への悪影響が懸念される。さらに原発事故にともない,夏場の逼迫した電力事情から節電が叫ばれ、節電だけにとどまらず、節約意識が国民に広がり、再び日本経済が下降トレンドに陥る可能性がある。

この先、増税が待っているとなると、消費者の節約志向は強まるだろう。
所得が減り物価が下落する一方で、原材料が値上がりするという、一種のスタグフレーションの様相さえ伺える日本経済といえる。

そんな先行きが見通せない中にあって美容界の進むべき方向は? というと、答えは私が言い続けていることだが、「悩み解消サロン」につきる。
髪や肌に悩みを持つのは50代以降の人だ。もちろん中には若い人でも悩みを抱えている人はいるが、髪にコシがない、ハリがない、薄毛、白髪、肌のくすみやたるみ、シミ、、、。これらの多くは加齢にともなうもので、50代以降の人が抱える悩みである。

これらの悩みは、病気ではない。漢方でいう未病の状態といえる。病気なら医師の治療が必要だが、病気ではないので、美容室やエステティックサロンで対応し、その悩みを解消してさしあげる。
信号にたとえるなら病気が赤信号、健康な状態が青信号、未病は黄信号といえる。赤信号は医師の範疇だが、それ以外は美容やエステティックの出番なのだ。

経営の神様の異名を持つドラッカーはイノベーション、先進的な技術革新の重要さを訴えている。しかし、美容やエステティックの業界では、そうは技術革新があるわけではない。かといって美容やエステティックは現状のままでは、明るい将来はない。
美容界には過去に素晴らしい技術があった。ピンカールもそうだし、悩み解消サロンの前提となるカウンセリングもそうだ。それらを見直し再評価することがいま求められている。私はこれを「レトロ・イノベーション」と呼ぶ。
大胆な技術革新が望めない美容やエステティックの業界にあって、繁栄するサロンの一つの方向性は「悩み解消サロン」である、と断言できる。

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タグ: コラム, 小山秀男の日々雑感

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