夫婦で美容室 といっても二人の役割を決めておく
Posted on | 5月 1, 2011 | No Comments
1.はじめに(その4)/ご夫婦二人で成功する心構え10カ条 <5>と<6>
今回は、「はじめに」(その4)として、ご夫婦二人で成功する心構え10カ条 <5>と<6>を掲載します。夫婦二人の役割と、資金についての心構えについてがテーマです。
<10カ条の5/2人の経営上の役割を決めておく>
ご夫婦2人で開業されるメリットを活かすには、経営への熱い気持ちを同じ方向へ揃え、力を一点集中させてゆく必要があります。
とはいえ、ご夫婦相互の意見があわずに、意見が衝突することもあるでしょう。
衝突が繰り返されると、理想の美容室開業から遠のくばかりか、地域で愛される美容室を永く経営するという点からも離れていってしまいます。
そこで、ご提案したいのが、お2人の強みを活かし、美容室経営上での互いの役割を決めておくこと。
たとえば、奥様のほうがリーダーシップ力もありサロンコンセプトを言葉で話すことが上手でおられるため、経営では表に立たれ、ご主人様が技術主任という形でサポート役にまわられている美容室もあります。
プライベートも仕事も常に一緒のため感情に流されるときもあるでしょう。ですが、役割分担があると、理想の経営を目指しているという意識ができるので、意見が衝突したときも「何のための話し合いか?」「どこへ向かって話しをしているのか」という原点に戻りやすくなります。強みを活かした経営上での役割分担を是非おすすめします。
(写真・上/強みを発見するためのストレングスファインンダーテストを一度ご夫婦で受けてみられることをおすすめします。こちらの書籍1冊で、お一人様分のテストを受けることができます。2冊入手されてみては。『さあ、じぶん才能に目覚めよう~あなたの5つの強みを見出し、活かす』マーカス・バッキンガム&ドナルド・O・クリフトン、田口俊樹訳、日本経済新聞出版社。)
<10カ条の6/開業を決意したその時からお金の流れを見直す>
もし、開業費用の一部として、公的機関の助成金や金融機関からの融資を頼りにしたいと考えているならば、毎日の生活の入出金にも気を配るようにしてください。なぜなら、代表者のプライベートのお金の流れを垣間見ただけで、融資のプロは、「きちんと返済してくれそうか」とか、「地域に貢献する経営を永くつづけてくれそうか」といったことが見抜けるからです。
たとえば、「今月はちょっと突発的な出費が多くて…」といいわけをして貯蓄を切り崩す場面が多いご夫婦は、経営上も同じパターンを繰り返してしまう傾向が強いです。このことを意識し、コツコツきちんと返済してゆけることを示すことができるお金の流れを、通帳に残せるようにしておいてください。
次回は、ご夫婦二人で成功する心構え10カ条 その7と、その8をお届けします。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「初めての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中)。
タグ: コラム, 夫婦二人で開業する!こだわり美容室 成功のポイント!