美容師不足 深刻化の予想が現実に
Posted on | 10月 1, 2010 | No Comments
第22回美容師国家試験の結果が2010年9月30日発表された。それによると合格者数は3652人と新制度になってからの最小記録を更新した。
秋の試験は、9月に卒業する通信科の学生の受験が中心で、例年、春の試験の合格者の3割程度と少ないのだが、前回の第20回試験より832人減った。
今年の春の試験では15573人が合格しており、2010年の1年間で美容師になった人は19224人だった。これは新制度になって初めて2万人の大台を割り込むことになった。
2005年以降の年間合格者数を示すと
2005年31,545人
2006年28,278人
2007年27,118人
2008年24,251人
2010年19,224人
2005年と比べると、12,321人、39%も減少したことになる。
今回受験した通信科の学生が入学した2007年は5829人が入学しているが、通信課程の入学者数は継続して減少傾向にあり、昼間課程も同様にことから、来年以降の年間の美容師合格者数は減少するのは間違いない。
ここ数年来、美容学校への入学者が減少傾向にあり、美容業界では美容師不足が予想されていたが、いよいよその懸念が現実のものとなってきた。
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