2017年美容領域トレンドは「バーバー新時代」
Posted on | 12月 13, 2016 | No Comments
リクルートが2017年トレンド予測
美容領域における2017年のトレンドは「バーバー新時代」。リクルートは2016年12月13日、2017年のトレンド予測を発表、プラスアルファーの付加価値を提供する理容店が増加すると予測した。
リクルートのトレンド予測は、2009年から始まり、いまでは年末の風物詩的なイベントになっており、発表会には一般メディアら100社ほどが集まった。
「バーバー新時代」の気配は、グーグル検索にも現れており、「バーバー」の検索キーワードは上昇トレンドにあり、利用者がバーバーを探しているのがうかがえる。
また、リクルートは、現在美容店を利用している30代、40代の男性が理容店回帰へのスイッチが入った、と分析している。その背景には、理容店の方が料金が安いという一面もあるが、女性客の多い美容店は違和感がある、おしゃれな空間が居心地が悪い、など雰囲気を問題にする男性が増えているのと、シェービングを受けてみたい、短髪ヘアの技術が上手いなど理容の技術が評価されている点をあげている。
ただ、従前のタイプの理容店は選択の対象外で、プラスアルファーの付加価値のある理容店が求められているとし、具体的に、プラス・ビューティ、プラス・ファッション、プラス・カルチャー、プラス・コミュニティをあげ、実践店を紹介した。
具体的な事例として紹介されたバーバーは、くつろぎの空間を提供する「ロイヤルマン グルーミング」(関西)、ヒゲにこだわる「バーニーズバーバーズショップ バイ カミソリクラブ」(横浜)、バーラウンジ、テーラーがひとつになった「フリーマンズ スポーティング クラブ」(東京)、ラグジュアリーを追求した「ザ・バーバー」(同)、男の隠れ家をコンセプトに、こだわりの技術が体験できる「ザ・バルバ・トウキョウ」(同)、オーナーの人柄が求心力になっている「バーバーショップ キング」(同)、バーバーカルチャーとオトコの社交場を提供する「メリケンバーバーショップ」(神戸)などが紹介された。
従来の理容店とは違った価値を提供する「バーバー新時代」の気配は、数年前から予見されていたが、リクルートが持つデータからも確かめられた。
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