理容師美容師・実技試験の審査に批判
Posted on | 9月 8, 2016 | No Comments
理容師美容師試験研修センターは国家試験の審査マニュアルを改訂し、2016年夏の第34回試験より実施したが、実技試験で試験官が立ち会わず、終了後の仕上がり審査になったことに対し、2016年9月8日開かれた全理連理事会で批判が集まった。
これまでは試験官が試験中に立ち会い、技術中の技量を審査していたが、受験者に対して試験官が少なく、すべての受験者の技術を公平に審査するのは難しいことから、公平性の観点から結果のみの仕上がり審査に改訂したものと思われる。
理事会では、
「技術中の掬い刈り・指間刈り、また剃刀の運行が正しく行われているかが重要」
「コンテストではないので、仕上がり審査だけでは基本の力量を判断するのは難しい」
「国家資格のレベルが低下する懸念がある」
などの批判が相次いだ。
全理連からも同センターに委員(副理事長)を出しているが、今回の改定が衛生実技試験審査マニュアル、理容師実技試験理容技術審査マニュアル、美容師実技試験美容技術審査マニュアルなど多岐に及んだこともあり、運用面までは承知していなかったと委員は説明していた。
全理連として、従前に戻すよう理容師美容師試験研修センターにはたらきかけることで、全理事が一致した。
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