お店のコンセプト表現を文字にたよりすぎない
Posted on | 3月 31, 2014 | No Comments
9.お客を集める外装デザイン(全14回)その3
美容室店舗でワクワク、ドキドキを想像させる力とは、お店のコンセプトを伝えることのいいかえでもあります。
コンセプトが大切、と理解しておられる優秀な経営者さまがよく陥りがちなのが、文字で表現をきちんとすれば大丈夫という間違った安心感です。
もしかして、あなたのサロンでは、表に文字が沢山かかれた黒板看板や、メニュー表を置いているだけで安心していませんか?
たしかに、コンセプトを文字でさえきちんと表現できていない美容室店舗がまだまだ多いですので、なんらかのカタチで表現することができれば、一歩も二歩も競合他店より抜きんでて、地域の方に認知され、集客につなげることができます。
でも、残念なことに、歩きながらそれらの文字を理解するのは不可能です。
2行以上あると、「立ち止まって読もう」と意識的な行動をおこしていただかない限り、お客様は読んで下さりません。
なので、「立ち止まって読んだら何かいいことがあるかな?」と思わせる「扉の向こう」を想像させる空間や雰囲気がまず大切ということになります。
メニュー表を読んでもらったり、持ち帰れる販促物を持ち帰ってもらいやすいようにするための、無言の会話の空間づくりを、販促物とともにつくりましょう。
コンセプトを表現する文字内容、そしてそれを視覚的に表現する販促物、そしてそれを空間的につつみこむファサードづくり、これらすべてが統合して、お客様の経験上の感覚がつくられてゆきます。
次回もひきつづき、美容室のファサードについてです。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「初めての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中)。
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