日系美容室 香港でも高い評価
Posted on | 6月 5, 2011 | No Comments
日系美容室は世界各国から高い評価を得ていますが、今回は日系美容室に行った香港在住の地元・日本人記者氏の記事より。
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日系美容院に行ったとき、日本人スタイリストの下で一生懸命働く香港人アシスタントが目を引いた。
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という文章で始まる記事。
日本では国家資格として、2年間の専門教育,国家試験があるので、どの美容師も高い技術を持っていると、日系美容室の技術の高さを解説してくれています。
地元香港では
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美容院に就職してから実地で身につけた技術で仕事ができてしまう香港では、美容師の質にムラがある。
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のだそうだ。
で、この記者氏
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(日系美容室の高い技術が)賃金をもらいながら学べる香港人アシスタントは、とても幸運に思える。
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と結んでいる。
確かに、理容師美容師が国家資格として存在している国は少なく貴重な制度なのだが、苦労して国家資格を得た若者が、すぐに辞めてしまうのでは,本人にとっても、業界にとっても損失が大きい。
「入店したその日に辞めてしまう」(2011年6月1日のNBBAの報告より)のは特殊な例かもしれないが、新人のうち約3割は1年後、3年後には半数は辞めてしまう、ともいわれている。しかも以前だったら勤める店を辞めても他の店に就職という例が多かったが、いまの若者は美容を辞めてしまう。
これでは、2年間の教育投資も彼らを迎え育てた業界の労苦も無駄になってしまう。
美容業界ではいま、高校生などの若者に美容の魅力をPRして美容師のなり手の確保をしている。それも重要なことではあるが、理容と違い2万人近くの入学者がるのだから、むしろ受け入れる側である業界の待遇改善や、美容学校へ入学時での業界情報の提示をしてミスマッチを防ぐことも重要だろう。また、働きながら学べる通信教育制度もあるのだから、この制度をより有効に活用する方策を考えるのも必要だと思うのだが。
(紹介した記事は「NNA.ASIA」香港、5月25日より)
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