「来店客割合」は現実可能な数値を
Posted on | 7月 31, 2018 | No Comments
美容室開業のための事業計画書の書き方 その10
「来店客割合をどう書くか」
前回は、事業計画書のなかで「競合優位性」欄を書くときのポイントをお伝えしました。
今回は、「来店客割合」の欄について。
独立して開業されるぐらいですので、いまのお客様にひきつづきリピート客としてご来店いただきつづけたい、そう考えられるお気持ちはわかります。リピート客100%で運営できれば理想ですね。
ですが、リピートのお客様だけで、紹介での新規もゼロとなれば、来店客数は先細りになります。
広告をつかって、いままであなたをしらない人に知っていただいて新規になっていただく方法を考えるのではなく、まずは、いままでのお客様から、ご紹介をさらにいただく方法を考えてみてください。
そして、そのご紹介でご来店いただいた新顧客の再来店率も、考えてください。
現実的な数値として、次の2つを計算して、この欄に書いてみましょう。
・リピート客から紹介いただける予定の数から、新規客数をだし、新規客割合をだしてみましょう。
・紹介でご来店いただいた新規顧客の目標再来率を決めておきましょう。
ここで、理想の数値を書かずに、現実的に可能な数値を書き出しておくことで、実際にオープンしてからのブレに対応しやすくなります。
次回は、「メニュー価格設定」についてです。どうぞお楽しみに。
内装工事費を抑える目的で、天井まできちんとデザインを統一して工事されるところが減っています。この写真は、古民家の雰囲気を、鉄筋コンクリート造りのテナントでも、天井の梁をきちんと造られることで、実現されました。面積が広い壁や天井、ドアなどで、テーマをお伝えすると、本物感はよりつたわります。包まれる本物の空間を表現することで、お店の心意気やグレードを表現するのが、店舗デザインです。
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中。フリーランス美容師の活動を応援するFrangeGroupも運営 http://frange.link )。
タグ: 事業計画書, 夫婦二人で開業する!こだわり美容室, 来客見込み数