美容技術競技の入賞実績も評価される
Posted on | 12月 29, 2017 | No Comments
美容室開業のための事業計画書の書き方 その4
「金融機関担当者が重視するもの」つづき
2回にわたって、金融機関担当者さんが知りたいコトを3つお伝えしてきました。
本気度をお伝えする、見た目と、開業動機、そして自己資金をつくっておくことが大切というお話しでした。
今回も、そのつづきです。金融機関担当者さんが、さらに、知りたいことはなにか?
【経歴や経験】
金融機関が融資するときは、これからの可能性が大切といいながら、実は経験や経歴をとても重視しています。
たとえば、日本政策金融公庫では、融資をうける経営者の美容室での、美容師としての勤務経験が6年以上あることが、必須条件になっています。
そして、その勤務経験の内容も、重視されます。
たとえば、出店しよとしている店舗の商圏と、勤務先の商圏が重なるので、地域の顧客ニーズをつかんでいることをアピールできるかどうか。
また、ターゲット顧客に対する経験が豊富かどうか。たとえば、50代、60代の指名客を1000人持っていますので、カラーメンテナンスとパーマの組み合わせでお悩みの方専門の美容室を開きます、などというアピールができることにもつながります。
また、勤め先で、勤め始めてから3年で店長になり、その後、いつもグループ店一番の実績を3年間つづけた、というのも経験の濃さが実績になります。
さらに、コンテスト受賞歴や、雑誌掲載履歴も、経験のアピールにつながります。
もし、これからアピールできる経験をつんでいきたいと考えられるかたは、積極的にコンテストに参加し入賞だけでなく優勝を狙うのも有効です。
しかも、コンテスト実績は、新規出店のときに美容師プロフィールの紹介で、技術力がたかいことを新規のお客様に示してゆく裏付けとしても使えます。
金融機関にも、見込み客様にも認められる活動として、いまから時間の余裕があるかたは、意識してできることやってゆきましょう。
次回は、融資が受けられない人についてです。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中。フリーランス美容師の活動を応援するFrangeGroupも運営 http://frange.link )。
タグ: インスタグラム, 事業計画書, 夫婦二人で開業する!こだわり美容室