パーマネントウエーブ用剤生産量が1割減
Posted on | 9月 1, 2019 | No Comments
平成30年 薬事工業生産動態統計年報(概要)
平成28年、同29年と2年続けて増加していたパーマネントウエーブ用剤が平成30年は1割を超えて落ち込んだ。厚生労働省は2019年8月30日、「平成30年 薬事工業生産動態統計年報の概要」を公表。パーマネントウエーブ用剤(第一剤)の生産量は、チオグリコール酸含有(チオ)、システイン含有(シス)、縮毛矯正剤合わせて292万8千リットルとなり、前年より35万1千リットル(-10.7%)減少した。
各ジャンル別の生産量(単位:千リットル)は、チオ1,355(前年比-56、同率-4.0)、シス712(同-107、-13.1)、縮毛矯正861(同-188、-17.9)で、縮毛矯正剤が大きく落ち込んだ。
一方、生産金額は48億33百万円で、前年比3億01百万円(-5.9%)の減だった。ジャンル別ではチオ19億30百万円(同+1億04百万円、+5.7)、シス8億77百万円(同-1億44百万円、-14.1)、縮毛矯正剤20億26百万円(同-2億61百万円、-14.4)だった。チオ系は生産量は減っているが生産金額が増えているのは価格(金額)を値上げしたため。
美容サロン業界、パーマ液メーカー団体など美容業界あげて「パーマ復権運動」に取組み、その成果がでてきたかにみえたが、パーマネントウエーブ用剤の生産データを見る限り、「復権」したとはいいがたい。
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