憧れの地で美容室を開業できるか?
Posted on | 2月 28, 2019 | No Comments
美容室開業のための物件選びのポイント その4
「地縁も血縁もない憧れの土地での開業は可能か?」
テナント物件を借りて美容室を開業するための、選び方のポイントをお伝えしています。今回のテーマ「地縁も血縁もない憧れの土地での開業は可能か?」。これも、わりとよくあるご質問です。
開業候補地選びは、スタート時から集客に有利なところを選ぼうとするため、次の3つに集中しています。
1)いままで勤めていた店の近く
2)自分が育った地域
3)自分やご家族の親族が多い地域
地縁や血縁があるということは、口コミや紹介の力で新規オープン店の集客を加速させることができるということです。
ところが、集客に不利なことは十分承知で、地縁も血縁もないあこがれの土地で開業したいと考える方も一定数おられます。
たとえば、海の側に美容室をつくりたい、とか。
3つの点をお伝えします。
・開業してから何か月赤字でも耐えられる資金をお持ちですか?
6か月?1年? 最低1年、できれば2年は、売り上げが立たないけれど心が折れない資金力があると心強いですね。
・人口流入者が多い地域ですか?
たとえば、マンションが新しく建つ地域だと、だれもがよそ者です。いい美容室が近くにあることを知っていただく努力が実りやすいです。
・地図上で商圏を確認するとき、店舗を中心に円を描ける場所であることも強くおすすめします。なぜなら、商圏として半円しか描けないと、商圏がそもそも狭いことを意味しているからです。
その他、心が折れないで集客しつづける努力を自分はできるか、家族関係は良好か、なども、大きく影響します。
あこがれの土地で開業したいときは、上記確認してみてください。
天井のホテルライクな照明は、もともとエステサロンだった店舗物件の内装を活かしたものです。内装工事の坪単価をおさえる工夫は、物件選びにもありますね。
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中。フリーランス美容師の活動を応援するシェアリングサロンFrange藤沢も運営 http://frange.link )。
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