美容室開業のための事業計画書の書き方
Posted on | 9月 29, 2017 | No Comments
美容室開業のための事業計画書の書き方 その1
「誰のために書くか」
前回までは美容室開業のための資金調達計画について9回にわたってお伝えしてきました。
今回から、事業計画書作成についてのテーマをおとどけします。
まず最初に、質問です。美容室開業前に、事業計画書を、何の目的のためにあなたは書こうとしていますか。
自分が今後しっかり経営してゆく見通しを立てるため?
金融機関に融資をしてもらうため?
出資してくれる人に、自分の事業がどれほど魅力的かをつたえるため?
どの理由でも、正解です。自分のために書くのは王道ですね。お金をだしてくれる人を説得するために必要という場合もありますね。
本シリーズでは、美容室開業にあたり、金融機関を説得する資料としての事業計画書の作り方とはどんなものか、みてゆきましょう。
まず、事業計画書を書く前に理解いただきたいのは、誰のためにこの資料を書くのかという視点が必要ということです。
自己語りの資料はNGです。
金融機関担当者さんが一番知りたいことを事業計画書のなかに盛り込む必要があります。
では、金融機関の融資担当者さんが一番知りたいのはなにか?
それは、貸したお金を金利を付けて必ず返してくれる方かどうかということです。
たくさんの経験の蓄積がおありなので、事業計画書をみただけで、店舗経営をうまくやってゆける人か、そうでないかの判断が容易についてしまいます。
やってみないとわからない、というあやふやな場合には、お金を貸してはくださりません。
今日のポイント、「金融機関の融資担当者に向かって書いていることを意識する」です。
次回は、どんな事業計画書なら、「貸したお金が帰ってくる」と融資担当者さんに判断いただけるか、お伝えします。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中。フリーランス美容師の活動を応援するFrangeGroupも運営 http://frange.link )。
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