美容組合に加入し金利を安くする制度も
Posted on | 8月 29, 2017 | No Comments
美容室開業の資金調達計画 その9
「金利をさらに安くする」
前回は、金融機関に創業計画をだす時期と、不動産を契約する時期の時間関係についてお話ししました。今回は、開業にあたって、資金を金融機関から調達する方に、借入金に対する金利をなるべく安くするために、多方面にアンテナをまずはっていただきたいというお話しです。
【女性・Uターン】
日本政策金融公庫では、生活衛生貸付でけでなく、「女性、若者/シニア起業家支援資金」という制度もあります。
生活衛生貸付とどちらのほうが金利がお得かは、公庫担当者さんに相談すればいいほうを提案くださります。
該当する方は、ぜひ、質問してみてください。
【美容組合に入る】
日本政策金融公庫で生活衛生貸付をうける場合、美容組合に事前に加入し、組合からの推薦をいただくと、金利が安くなる制度もあります。
美容組合への加入のメリットは、金利が安くなるだけでなく、お客様との施術のトラブルなどを補完してくれる美容保険の役割もあるので、検討いただく価値はあります。
【開業地の自治体の利子補給制度等】
開業される自治体に、融資制度を利用する方の負担を軽減する補助制度がある場合があります。
たとえば、みかんぐみ株式会社がある神奈川県藤沢市では、金融機関に支払った利子の一部を補助する「利子補給制度」と、信用保証協会に支払った保証料の一部を補助する「信用保証料補助制度」があります。
また、以前弊社お客様であった例ですが、開業地の自治体の開業制度を利用したため、貸付金利が一般より安く借りられた方もおられました。
自治体の情報については、各自治体によって制度も、窓口も違いますので、まずは「創業にあたって、金融機関から融資をうけるときに、負担を軽減する制度や、金利を安くする制度がありそうな課をご紹介ください」と、市役所や区役所等代表窓口にたずねてみる手も、ひとつお勧めします。
今回で「美容室開業の資金調達計画」はおわります。次回からは、事業計画書の書き方についてお伝えします。お楽しみに!
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中。フリーランス美容師の活動を応援するFrangeGroupも運営 http://frange.link )。
タグ: 夫婦二人で開業する!こだわり美容室, 日本政策金融公庫, 開業資金