設計と工事を分けて契約するパターン
Posted on | 3月 30, 2016 | No Comments
美容室内装工事の見積書の正しい読み方(全7回)その6
設計費の請求パターンを知る つづき
設計費がどうきまるか3つのパターンがあることをお伝えしてきています。
3つのパターンにはどんなものがあったか、覚えていただいてますか?
(パターン1)設計は最初無料で行い、工事契約をするパターン
(パターン2)設計契約と工事契約を分けるが、同一会社で請け負うパターン
(パターン3)設計だけを請け負い、工事は別の会社でやるパターン
今日は、(パターン3)設計だけを請け負い、工事は別の会社でやるパターンをご説明します。
このパターンのメリットは、設計会社さんが、店舗内装工事を第三者として現場監督してくれるという安心感と、店舗の奇抜な個性が発揮されるという点です。
設計契約と、工事は、別会社で契約となります。設計費は、大抵、総工事費の7%~12%程度が、建築業界の相場です。
デメリットは、この設計会社の設計費の設定から生じます。つまり、設計会社としては、総工費が高いほうが、売上がたちます。なので、総工費を押さえるために、デザインはそのままで、素材を代替品に変更するという提案などは、積極的にはしていただけません。むろん、施主が要望すれば、総工費をおさえる工夫もしていただけるのですが、総じて工事費は、相場より高額で契約することになります。
設計デザイン会社の個性にほれ込んでいて、また、設計契約前の段階から個別に丁寧に対応してほしい方には向いています。
内装デザインをよくするための、素敵なインテリア選択や配置の提案、さらに購入までも、別途オプションで付加してくださる場合もあるので、内装工事だけでなく、トータルの印象がぐっとアップしてみえるでしょう。
来月は、見積書の読み方最終回です。お楽しみに。
次回もひきつづき見積書の読み方がテーマです。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中)。
タグ: 夫婦二人で開業する!こだわり美容室