設計図のない工事見積書をそれでも見比べたいとき、ここを見る!
Posted on | 11月 30, 2015 | No Comments
美容室内装工事の見積書の正しい読み方(全7回)その2
美容室開業工事では、設計図がまだない段階で、各工事会社から出てきた見積書を見比べても意味がないということを、先回、(その1)でお伝えしました。
仕様が決まっていないのに、坪単価や総工事費を見比べても意味がないことを、肝に銘じてくださいね。
とはいえ、設計図がない段階でも、工事会社を決めるために、まず見積がほしいという方はおられます。そこで、設計図がない段階の見積書をみて、どうしたらいい工事会社が選べるか2つのヒントをお伝えします。
(ヒント1)欲しい項目があるかどうか確認する。
たとえば、開業時に受付台も欲しいと考えているとします。
すると、複数ある見積書に、「受付家具」が掲載されているかどうかまず確認してみてください。もしかすると、「造作家具一式」に含まれておらず、既製品を別予算、自前で買ってくださいね、と外されているかもしれません。このように、出来上がった店舗にあってほしい物が、見積書に、どれぐらいはいっているかどうか確認します。
ほしいものがたくさん入っていて、この総工費。ほしいものがほとんどはいっていないのに、この総工費。これぐらいなら、読み解くことできますよね。
(ヒント2)同じ項目の費用を見比べる。
たとえば、換気扇もつけてほしいとします。
同じ「換気扇工事」の項目がはいっていたら、同じ項目同士の価格の見比べはしやすいですね。
今日お伝えした2つのヒントは、工事会社の運営姿勢、営業方針を如実に感じ取るとこができる視点でもあります。あなたと相性のいい、考え方の近い会社と出会う参考にしてください。
次回もひきつづき見積書の読み方がテーマです。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中)。
タグ: 夫婦二人で開業する!こだわり美容室