理容所11万2468件、美容所26万9889件に

令和4年度衛生行政報告例
厚生労働省は2023年10月31日、令和4年度衛生行政報告例を発表した。年度内の使用確認件数は、理容所2018件（前年度比+48件、2.4％増）、美容所1万4934件（同+156件、1.1％増）だった。

衛生行政報告例はゾンビ理美容店が多い

理美容師数は、国勢調査と衛生行政報告例とで違うし、理美容店舗数も経済センサスと衛生行政報告例とでは違います。

衛生行政報告例は公表までに5か月かかる

衛生行政報告例の公表が遅くなっています。新型コロナの影響があるのでしょうが、それにしても遅すぎる。

衛生行政報告と経済センサスのデータの違い

理美容店の店舗数、従業者数はデータによって大きな開きがあります。いい例が厚生労働省の「衛生行政報告」と経済産業省の「経済センサス」です。

美容所、美容師とも都市部へ集中続く

衛生行政報告（令和3年度）による、2022年3月末時点での47都道府県別の美容所数、美容師数と前年度比。

理容所数、理容師数とも沖縄、滋賀両県で増加

衛生行政報告（令和3年度）による、2022年3月末時点での47都道府県別の理容所数、理容師数と前年度比。

美容所26万件、美容師56万人　衛生行政報告（令和3年度）

理容所、理容師は減少続く
2022年3月末時点の美容所は26万4223件（前年比＋6333件、＋2.5％）、美容師は56万1475人（同＋1万1540人、＋2.1％）と今年も前年を上回った。理容所は11万4403件（同-1053人、-0.9％）、理容師は20万6747人（同-4102人、-1.9％）だった。

理容所　新規開店は2124店、閉店は3751施設店

令和2年度衛生行政報告例
令和2年度衛生行政報告例（2020年3月末時点）によると、理容所は1787施設減って11万7266施設になったが、新規開店した店は2124施設あり、閉店した店は3751施設になる。理容業界は緩やかな縮小が続いている。

美容所　新規開店は1万3497店、閉店は1万0215店

令和2年度衛生行政報告例
令和2年度衛生行政報告例（2020年3月末時点）によると、美容所は3282施設増えて25万4422施設になったが、同年度中に開店した美容室は1万3497店あり、閉店数は1万0215店と逆算できる。美容業界は新規開業も多いが、閉店も多い。

理美容施設数 対 人口 半世紀で18％減

理容店と美容室の施設数の50年、半世紀の推移をみると、50年前の1971年は美容室は11万6021、理容店は14万1082で、理容店のほうが多かったのですが、1979年に逆転します。以降、美容室は増え続け、理容店は1987年をピークに緩やかに減る傾向が続いています。

理美容店、出店するなら首都圏と愛知県？

理美容店は多い。理容店・美容室合わせると全国で37万余、従業する理美容師は75万6千余を数えます。

従業美容師　徳島県で1割超す減少

都道府県別美容施設、従業美容師者
毎年、増え続けている美容業だが、減少している道府県もある。青森、秋田、鳥取、徳島、宮崎の5県は施設数、従業美容師数ともに減少した。衛生行政報告（2020年3月末）より。

沖縄県と群馬県は理容施設、従業者とも増加

都道府県別理容施設、従業理容師者
施設数、従業理容師の減少に歯止めがかからない理容業だが、前年より増えた県がある。沖縄県と群馬県の両県は施設数、従業理容師数ともに一桁とわずかだが増えた。衛生行政報告（2020年3月末）より。

理容所美容所対人口数　神奈川県が553人で最多

1施設あたり人口数
理容所・美容所の施設数に対する、人口数は全国平均では1施設当り340人だが、都道府県による開きは大きい。最多は神奈川県の553人、最小は秋田県の183人で、3倍の差がある。衛生行政報告（2020年3月末）、総務省2020年推定人口より。

美容所25万4422施設　増加が続く

令和元年度衛生行政報告
厚生労働省は2021年2月18日、令和元年度衛生行政報告の概要を発表。美容所は25万4422施設（前年度比+3282、+1.3％）、理容所は11万7266施設（同-1787、-1.5％）だった。2020年3月末時点での集計。