理美容は1000人以上規模企業が見劣りする 全産業比
賃金構造基本統計調査
理美容師の給与水準は年々上昇しているとはいえ、全産業と比べると見劣りする。10人以上の規模の企業の労働者を対象にした「賃金構造基本統計調査」は、「10人~99人」、「100人~999人」、「1000人以上」の3つの企業規模ごとに集計しているが、理美容師の給与は企業規模が大きくなるにつれ、全産業との差が開く。
理美容師の給与 2019年も上昇
賃金構造基本統計調査
理美容師の給与は2019年も上昇した。厚生労働省は2020年3月31日、賃金構造基本統計調査を発表した。2019年の被雇用理美容師の賃金(きまって支給する給与)は前年より9200円(4%)増え、25万5100円になった。年収ベースでは311万4000円になり、前年比9万1000円(3%)増加した。給与が上昇している背景には、慢性的といえる人手不足がある。