理容館アラタ 理容遺産
Posted on | 2月 23, 2012 | No Comments
2011年、全理連の理容遺産に選定された石見銀山遺跡内にある「理容館アラタ」。「大正末期から昭和初期の理容店で、日本人のくらしを体現している」が選定理由。
2007年7月、ユネスコの世界遺産に登録された石見銀山遺跡の一角、大森町にあるのが、大正から昭和初期のノスタルジックなたたずまいの「理容館アラタ」。
「理容館アラタ」の創業は大正末期(昭和初期ともいわれる)。荒田末市さんという理容師が経営者。当時、大森町には5軒の理容店があり、そのうち3軒をこの荒田さんが経営していたというから、ちょっとした町の実業家だった。
「理容館アラタ」は現在は営業していないが、店舗は創業当時のままに修復・保存されていて、大正から昭和初期の理容店の面影を今に残している。
店内には、荒田さんが当時使用していた、椅子や理容道具や什器が展示されている。とくに理容椅子はアールヌーボー調のデザインで、優雅である。
荒田末市さんは昭和34年に他界している。
アクセス
石見銀山(島根県大田氏大森町) 町並み地区。バス停「大森台官所跡」近く。
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