理美容ニュース

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ますます厳しくなる美容室の経営

Posted on | 3月 9, 2016 | No Comments

小山秀男の日々雑感美容業の繁栄は、分厚い中流階級の復活にある、と何回か書いた。高度成長期、一億総中流といわれ、理美容店は普通に営業していていれば右肩上がりで売上が伸びた。

「一億総活躍社会の実現」など一億総中流社会の再現をアベノミクスに期待した。
ところが、美容店の現場では、アベノミクスの恩恵をまったく感じられない、というのが実感だろう。

アベノミクスについては評価は分かれるところだが、今回のマイナス金利についても同様だ。
市場に大量の資金の供給し、設備投資を促し、産業を活性化させるのが狙いだろうが、大手企業は既に潤沢な資金を保有している。資金が足りない中小企業に対しては、将来性がなければ銀行は融資しない。
技術大国といわれる日本だが、将来性のある優れた技術力のある中小企業は限られている。韓国や台湾、中国にも優れた技術を持つ企業は多くあり、もはや日本は技術大国とはいえないのが現実だ。

銀行の資金は結局、国債の購入に回り、長期国債の金利はマイナスになる。これでは銀行そのものが危うくなる。そして合併話になる。
マイナス金利のメリットは、借り換えによる金利負担の軽減、住宅ローンの低下による住宅市場の活性化などはあるが、限定的で、これでは一億総中流の再現は遠い。

さらに基本的な大問題として人口の減少がある。昨年の日本の人口は95万人ほど減った。数年後には1億人を割り込むという。人口の減少は経済活動の縮小、市場の劣化につながる。
こんな中にあって、不思議なことに美容室は昨年も増えた。お客様が減って美容室が増えれば、当然1サロン当たりのお客様は減る。美容室の経営を成り立たせるのは、ますます難しい環境になっている。それが現実といえる。

【小山秀男氏のホームページ】
http://www.koyama-lab.com/

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タグ: 小山秀男の日々雑感

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